- FIREとサイドFIREはどっちがいいの?
- 結局、サイドFIREよりFIREの方がいいんじゃない?
FIREは生活費すべてを投資からの配当金で得る方法、サイドFIREは生活費の一部を投資から・残りを働くなどして得る方法でした。
これだけ聞くと、FIREの方が良いように聞こえますが、当ブログではサイドFIREをおすすめしています。
理由は以下の通りです。
- 達成金額・達成時期が短くなる
- リスクヘッジになる
- 精神的な安定になる
この記事では、以下について解説しています。
- FIREよりもサイドFIREを目指すべき理由
- なぜ、FIRE達成者は働き続けるのか

FIREに向けた全体像や流れが知りたい!
という方は、以下の記事をご覧ください。
【FIREへのロードマップ!】FIRE・サイドFIREへの具体的な手順とは?


達成金額・達成時期が短くなる
別の記事でも述べましたが、サイドFIREとFIREでは達成金額・達成時期に大きく差が出ます。
設定金額を半分にすると約10年縮まるというシミュレーション結果も出ました。
年を取ってからの100万円と今の100万円では、価値が大きく異なります。
それは、インフレという意味もありますが、趣味として使うための自分自身の体力・やりたい気持ち(好奇心)に大きく差が出るためです。
また、大半のFIREを目指している人が1日でも早く達成したいと考えているはずです。
それを踏まえた上でサイドFIREはFIREに比べ優秀だと言えます。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
【FIREとは違う?】より手軽な早期リタイアの方法「サイドFIRE」とは?


リスクヘッジになる
FIREでの収入は、投資からの配当金のみという一点集中型です。
この記事を読んでいる皆さんは、投資を勉強し始めていると思います。
その上で一点集中投資と聞くと「かなり危険だなぁ」と思ったはずです。
収入源である投資は、リスクを分散させるために色々な策を練りますが、投資のみであることに変わりはありません。
サイドFIREでは投資と仕事の2つで収入を得ます。
結果的に、分散投資と同じ役割になりリスクヘッジになります。
実際に、リスクが高めの株式(S&P500)とリスクが低めの債券(米国債券)の指標をコロナショック前後で比べてみましょう。
以下は、2016年12月〜2018年12月のS&P500指数と米国債権(10年)です。
(引用:楽天証券)




次に2018年12月〜2020年12月のS&P500指数と米国債権(10年)です。
(引用:楽天証券)




コロナショックを見てみるとどちらも等しく下がっています。
特に2020年3月(画像の縦線の月)では大暴落が起きています。
2020年1〜3月はかなり大きな出来事がありました。
- 原因不明の肺炎を確認>WHOが新型コロナウィルスを確認
- WHOがコロナをパンデミックと言えると評価
- 東京オリンピックの延期が決定
- 国内でトイレットペーパーの買い占めが多発
- イタリア、フランス、アメリカで移動制限や外出自粛要請
つまり、下がる時は等しく下がるので投資だけでは対策しきれない場合があるということです。
サイドFIREの場合、たとえ相場が等しく下がっていても稼ぎがあるため、生活ができなくなるレベルで収入が下がることはありません。
精神的な安定になる
先程のリスクヘッジで収入面での精神的な安定を保てていると解説しました。
働くことにはそれだけでなく、人間関係による精神的安定を保つことにもつながります。
こんなことを言われても、ピンとくる人はそうそう多くはないと思います。
ですので、FIREしている人の話を聞いてみましょう。
ご紹介する人は「両学長」です。
おそらく、投資・お金の知識に関する勉強をしている人からすれば知らない人はいないでしょう。
その両学長がこんな動画をあげていました。
この動画以外でも両学長自身のやりたいことなどが語られていたりします。
- 両学長個人的には、お金に困っていない&贅沢も必要ない
- 今一番楽しいのはいろんな人と関わり、コミュニティを広げていくこと
- それが仕事になっているが苦ではない
要は、FIREできるけど楽しいから働いているという状態です。
大事なのは、生活のためではなく楽しむために働いているという働き方の違いです。
サイドFIREでは、やりたくない仕事を選ばなくてよくなります。
毎月20万円の支出であれば、サイドFIREの場合は10万円程度だけ稼げばいいので、遠くまでの通勤や嫌な上司と関わらなくても生活することが可能です。
まとめ|【結論】サイドFIREはFIRE達成後のことも考えられた生き方
サイドFIREはFIRE達成後のことも考えられた生き方です。
FIREできない人が行き着く先ではありません。
もちろん、どちらが優秀とかもありません。
生き方は人それぞれなので、好きにすればいいというのが正直なところです。
それでもサイドFIREを推奨するのは、
- 達成金額・達成時期が短くなる
- リスクヘッジになる
- 精神的な安定になる
といった理由からでした。
たとえ、FIREが目標だとしても、サイドFIREの道は必ず通ることになります。
まずはサイドFIREを目標にして、そこから得意を伸ばす・このまま継続させるなどの道を決めていく方法でも問題ないです。
努力する方向を間違わないためにも、しっかりと目標・道のりは見えるようにしておきましょう。