【これを覚えて即戦力!】VBA・VBEでよく使うショートカット

  • VBAで使えるショートカットが知りたい
  • もう少し効率よくVBAで開発が出来るようになりたい

開発効率を上げたいならショートカットを使いこなせるようになるべきです。
ショートカットを使うことで、マウス操作やコマンドを実行するまでの工程が減り、操作のスピードが速くなります。

この記事では、VBAを現役で使っているエンジニアが厳選したよく使うショートカットを紹介しています。

VBA始めたての初心者から仕事で使っているベテランまで役立つ内容となっていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

目次

Ctrlキーとの組み合わせ

スクロールできます
ショートカットキー内容主な使用場面・場所コメント
Ctrl+Cコピーコーディング時Windowsの王道ショートカットの1つです。
Ctrl+Vペースト(貼り付け)コーディング時これも、Windowsの王道ショートカットの1つです。
「コピペ」の「ぺ」の部分です。
Ctrl+Xカット(切り取り)コーディング時コピーではなく、移動させたいときに使います。
Ctrl+S上書き保存コーディング時VBE上で上書き保存すると、コードは保存されますが、Excel自体は保存されないので注意です。
つまり、コードだけ変更した場合、「上書き保存→Excel閉じる」でも正しく保存できていますが、セルを変更していた場合、「上書き保存→Excelで上書き保存→Excel閉じる」としないと保存されません。
Ctrl+F検索コーディング・デバッグ時変数名などを探せます。
「プロシージャ内>モジュール内>プロジェクト」内の探す範囲や「大文字・小文字を区別する(しない)」などの設定も可能です。
Ctrl+Del単語を一気に削除コーディング時システムに関連する英単語などであればきれいに消えますが、日本語などは一気にカーソル移行が消えるときもあるので注意が必要です。
Ctrl+↑(矢印キー)上のプロシージャに移動コーディング・デバッグ時プロシージャ間を移動するのに便利です。
Ctrl+↓(矢印キー)下のプロシージャに移動コーディング・デバッグ時プロシージャ間を移動するのに便利です。
Ctrl+→(矢印キー)右の単語に移動コーディング時日本語だとうまく移動しないのがネックです。
Ctrl+←(矢印キー)左の単語に移動コーディング時
Ctrl+Homeモジュールの先頭に移動コーディング時・デバッグ時APIや変数・定数などは先頭に書くことが多いので、一気に移動できるこのキーは意外と使います。
Ctrl+Endモジュールの末尾に移動コーディング時・デバッグ時プロシージャを追加する際は、基本的に末尾に追加していくのでよく使います。
Ctrl+Space入力候補の表示コーディング時ThisWorkBookなどの単語を打った後にピリオドを打つと出てくるヒントを出してくれます。
例えば、「This」と打ってからキーを押すと予測変換として出てくるので、コーディングのスピードが格段に速くなります。
Ctrl+Rプロジェクトウィンドウへカーソルを移動・表示VBE全体プロジェクトウィンドウ(モジュールが改装になっているウィンドウ)を表示する。表示されている場合はカーソルを移動します。
モジュール間を移動する際に、マウスを使わなくてよくなるためぜひとも覚えたいショートカットです。
Ctrl+Gイミディエイトウィンドウへカーソルを移動・表示VBE全体・デバッグ時常時出しておくようなウィンドウでないため、使いたいときに出せるようにしておくと便利です。
Ctrl+Shift+F9すべてのブレークポイントの解除デバッグ時モジュール間関係なく、ブレークポイントを解除します。
何らかのバグで、コードが止まるようになってしまった(デバッグするようになった)場合は、このショートカットを実行すると治ることがあります。

Altキーとの組み合わせ

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ショートカットキー内容主な使用場面・場所コメント
Alt+F8マクロの呼び出し実行時Excelシート上で実行します。
作成したプロシージャを呼び出すことが出来ます。
Alt+F11VBEの起動開発時VBEが開いている状態で押すと、Excelに切り替わります。
「開発」タブは初期設定では表示されていないため、面倒な場合はこのショートカットから起動すると便利です。
Alt+F9VBEを閉じるExcel全体

Shiftキーとの組み合わせ

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ショートカットキー内容主な使用場面・場所コメント
Shift+何かしらの移動キー移動した部分の選択全体上記などで紹介している移動ショートカットや矢印キー、マウスクリックなど、カーソル移動系と組み合わせるとそこまでを選択できます。
VBAに限らずWindowsの基本操作になるので必須級のショートカットキーです。
Shift+F8ステップオーバーデバッグ時ステップオーバーとは、今実行しているプロシージャは1行ずつ実行し、他のプロシージャの処理を呼び出している時は一気に実行させる方法です。
今チェックしているプロシージャだけチェックしたい・ほかのプロシージャはチェック済みという場合などに使います。
覚えておくと、画面遷移が減る+ステップ数も減るので追いやすくなります。

単体

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ショートカットキー内容主な使用場面・場所コメント
Home行の先頭に移動コーディング時インデントがある場合、1回押すと先頭文字、もう一度押すと先頭に移動します。
これを知っているかいないかでだいぶ差が付きます。
End行の末尾に移動コーディング時行を選択する場合などは、これにShiftを組み合わせれば簡単に選択できます。
Tabインデントの追加コーディング時反対に、インデントを削除する場合は「Shift+Tab」です。
F4プロパティウィンドウVBE全体フォームモジュールの場合、オブジェクトの情報(色・サイズ・名前など)が編集できるので必須級です。
F5プロシージャの実行デバッグ時プロシージャ内にカーソルがあると実行します。
ただし、実行できるプロシージャであることが条件です。
例えば、引数が必要・クラスモジュール内などの場合は実行できません。(いずれも、引数・クラスオブジェクトなどの前提条件が必要なため)
F7コードへカーソルを移動・表示VBE全体コードウィンドウを表示、または、カーソルを移動します。
特にフォームモジュールは選択しても、コードウィンドウが表れないため、このショートカットを覚えておくとスムーズに開くことが出来ます。
F8ステップインデバッグ時1行ずつ実行します。
「ステップ実行」とも言われたりします。デバッグの基礎です。
F9ブレークポイントデバッグ時ブレークポイントとは、設定した行で必ず止まる設定のことです。
エラーで怪しい場合、きちんと通るか確認したいが、その前の処理をステップ実行するには量が多い場合などに重宝します。
既に設定されている場合にキーを押すと解除できます。
アプリケーションキー右クリックメニュー全体右クリックメニューを表示できる最強のキーです。
メーカーなどによって異なりますが、右のCtrlキーの左隣にあるメモ帳みたいなアイコンのキーです。
ちなみに、「Shift+F10」でも開くことが出来ます。

その他

スクロールできます
ショートカットキー内容主な使用場面・場所コメント
VBEの右上のリストボックス
※画像:その他-1
プロシージャ名が表示され、選択するとそのプロシージャにジャンプする。
※オブジェクトの場合はイベントも存在する。
コーディング時ショートカットキーとは違いますが…
イベントなどの場合は、左側のリストボックスでオブジェクト(UserFormとか)を選択すると右のリストボックスで選べるようになります。
その他−1(UserFormの場合)

まとめ|覚えて即戦力!スピーディーな開発を!

今回はVBA・VBEでよく使うショートカットをご紹介いたしました。

マウス操作を減らし、キーボードから手が離れないようになるとPC操作自体の速度が格段に速くなります。
そして、覚える際には頭ではなく、体で覚える方が効率がいいです。

実際に使いながら少しずつ覚えていきましょう。

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